2012年4月22日日曜日

あなたが朝から夜までの時間を全て計るべき3つの理由





タスクシュートが出来るようになるため、毎日、時間のログを取るようにしています。

朝起きてから、寝る前までなにをしたのかを全て記録することでわかったことがありました。



今、なにをしているかがわかる


僕は、仕事をしているときに迷子になることがあります。

迷子とは、「今、なにやってるんだっけ?」という状況です。

たとえば、仕事の資料を探そうとEvernoteを見ていて、つい他のノートに気が取られたりしてしまい、リンクを辿って他の記事を見る。

そんなことをやっていると、なにをしようとしていたか忘れてしまうのです。

時間のログを取ると、今なにをやっているか気づくことが出来ます。

他の記事に気を取られてもログの表示を見ればなにをやってるかわかります。

また、時間を計るときには計測開始のボタンを押します。

それが心のスイッチになり、目の前の仕事に集中しようと思えます。



次回のタスク作成のときに活用できる


時間のログを取るときには、作業を細かく分けて記録するようにしています。

それによって、どういう作業にどのくらいの時間がかかるかを把握することができます。

もう一つのメリットは、どんな作業をしているかが、細かくログを取ることでわかるようになるのです。

僕は今まで「プレゼン資料作成」というタスクを作って、同じ名前で時間を計っていました。

しかし、1つ1つの作業を細かくすることで、自分がどういう作業をしているのか把握することができました。

プレゼン資料作成だと、大きく分けると下記の4つになります。


1, 思いつくままに紙に書く
2. 流れを考える
3. Keynoteに各スライドタイトルだけ入力
4. 1ページずつ作成


この作業ががわかることで、見積もりの精度もあがり、タスク分解も次回以降スムーズにできます。



自分の傾向がわかる


僕は、すぐ脱線をしてしまいます。

気がついたらFacebookを見ていたり、ブログを読んでいることがあります。

今までは、「次から気をつけよう。目の前のタスクに集中しよう」と意識するように反省をしていました。

しかし、同じような失敗も繰り返し、自分の意思の弱さに愕然となるのでした。

ログを取るようになると、脱線の前になにをやっていたのかがわかるようになります。

すると、そこから原因や問題が見えてきました。

僕の場合だと、打ち合わせなどから帰ってきてパソコンの前に座ると、なんとなくでFacebookを開いていました。

記録を残すことで、自分の傾向やクセがわかるようになりました。

具体的な問題点がわかると、次には具体的な対処法を思いつくことができます。

ログを取ることで、PDCAサイクルをまわすことが可能になるのです。

かの有名な神様ガネーシャも、

“意識を変えるのではなく、具体的ななにかを変えるんや”

と言っています。



さいごに


今まで、何度も「今日は、なにもやらなかった」と思って後悔することがありました。

けれど、”なにもやらなかった”ということはあり得ないのです。


漫画を読んでいる。考え事をしている。

必ず、なにかをしています。

記録をすることで、なにをしていたのかが具体的にわかります。

僕は、朝から寝るまでやったことを全て記載されているログを見返すことで、達成感を得られることに気がつきました。


自分が生きた軌跡が残るというのは言い過ぎかも知れませんが、ダラダラしててアカン1日やったと落ち込むことはなくなりました。


問題点を考えて、次回に改善できる良いキッカケだったと前向きに思えるようになってきました。

はじめは、ログを取ることが少しめんどくさく感じていましたが、取っているうちにその効果が実感できるようになり続けられることができました。


まずは、3日間(できれば1週間ほど)細かく取ってみてください。

きっと見えてくるものがあるはずです。




2012年4月9日月曜日

タスクシュートを使えるようになるためにおこなった2つのこと





先週書いたように、ルーティンワークをタスクシュートに落とし込むため、タスクを棚卸ししてみました。


そのためにやったことが、2つです。



徹底的にログを取る


今まで、だいたいで時間のログを取っていました。

たとえば、”日次レビュー”だとタスクは複数になりますが、一括して”日次レビュー”と記入してTogglで計測していました。

これを、「日記を書く」「昨日のTogglを見返す」などと全て分解してログを取るようにしました。

こうすることで、それぞれのタスクがどれくらい時間がかかるのか、どこにボトルネックがあるのかがわかるようになりました。



毎日やっていること、毎日やりたいけど実際にできていないこと書きだす


やっていること、やれていないことなどを全て書き出してToodledoに登録してみました。

時間があるときは出来るけど、打ち合わせなどが多くて時間が取れないときはできないということがルーティンでやりたいことの場合多かったので、それをなくすためにも全て書きだすようにしました。




実際にやってみて


書きだしたルーティンタスクを全てToodledoに登録して、終了予定時間を割り出したところ朝の4:00になってしまいました。


これでわかったのは、普段からやろうと思っていたことは多すぎて1日で全てが出来るわけではないということです。


書き出さずにこなしていたために、どうしても毎日完遂することが出来ず悩んでいました。


こうやって、やることを全て出して時間を計測してみないと現実がわからないのだと改めて思いました。



今後


今はまだログを取りながら試行錯誤をしています。

見積もり時間を正確にするためにそれぞれのタスク時間を計測し、精度をあげるようにしつつ、どうすれば毎日ルーティンをキチンとできるか考えています。

2012年4月2日月曜日

ぼくがタスクシュートを使いこなせていない理由





はまさんの記事を読み、なにが問題なのか少しわかったので書きたいと思います。


予定を立てるのがめんどくさいので、最終的にほとんど予定を立てずに済むようにするのがタスクシュート方式です Re:タスクシュートをやらない理由 

この、『ほとんど予定を立てずに』というレベルにいくまでに大きな山があるような気がしています。


今の自分はなにが足りていないのか?



タスク管理ツールでのタスク管理があいまい


タスク管理ツールは、OmniFocusを使っています。
しかし、ここにすべてのタスクが預けられているかというとそうではありません。

頭の中 → Toodledo

という流れが発生することが多々あります。

『今日はなにをしようかな?』と考え、思い出す作業があるのです。
だから、タスクシュートで予定を立てるときに時間がかかっているのだと思います。


ルーティンに関して


お風呂や食事は、自動生成で作れるようにしています。
ただ、そのほかの細かいタスクなどの見積もりが甘かったり、日次レビューにかかる時間が安定しなかったりしています。

このあたりは、ログを見て改善をするというPDCAサイクルを回すことが大切なんだと思います。

タスクシュートに合わせるのではなく、自分の行動にタスクシュートを合わせる。
そのために、自分の行動を振り返り、なににどれくらい時間がかかっているかなどを判断する必要がありそうです。

「まずは、ログがある」という話を佐々木正悟さんもされていました。


じゃあ、どうするか?


・OmniFocusに全てのタスクをいれる
(全てやることはここにあるという信頼をつくる)

・頭の中 → OmniFocus  → Toodledo という流れをつくる 

・OmniFocusをもっと見る!

・プロジェクトをタスク分解する時間を定期的に取る。

・毎日やっているルーティンを見直して、どれくらい時間がかかっているか、どのタイミング でやっているかを見極め、タスクシュートに反映させる。

・割り込みタスクのリスクヘッジのためにバッファをもうけ、タスクシュートを作る。


まとめ


達人の域にいくには、改善改善が必要なのだと痛感しました。

タスクシュートというのは、一つのスキルが必要なのかも知れません。

使いこなせると快適ですが、そこにたどり着くまでにはいくつかの壁が存在している。
そんなふうに思っています。

タスクシュートを使いたいけど、どうも続かない。。。
そんな人たちのためになるような記事をこれからも毎週書いていこうと思います。


(参考)

344 TaskChute初心者の方にはまず「記録のみ」をおすすめします    
345 [TaskChute]タスクシューターの成長モデルを5段階で表してみた    

2012年3月25日日曜日

タスクシュートをやらない理由



僕は、Mac使いなのでTaskchuteは使えません。
そのため、ToodledoとOmniFocusを使ってタスクシュート式で仕事をしています。

ただ、実際のところ毎日タスクシュートはできていません。
やったほうが仕事は進むとわかっていてもできません。

その理由を今日は考えてみようと思います。


タスクシュートのメリット


タスクシュートをするメリットとしては、下記のようなことがあげられます。
(ここに関することは、また後日書きます)

・その日やることを決められる
・終了時刻がわかる
・1つ1つの作業に集中できる
・次の作業へ移るときの迷いがなくなる
・生活リズムができる


メリットがそれだけわかっていても、なかなか継続して毎日やることができません。


やりたくない理由


”やりたくない”と思ってしまう主な理由は次の5つ。

1. 予定を立てるのがめんどくさい
2. タスクを細かくするのがめんどくさい
3. 作業したほうが早いと思う
4. 割り込みのリスクを考えてしまう
5. やりたくないタスクを考えたくない



1. 予定を立てるのがめんどくさい

「どの時間になにをするか」「どのくらいの時間がかかるのか」「どんなことをするのか」
そんなことを考えるのがめんどくさくなってしまいます。


2. タスクを細かくするのがめんどくさい

どんなタスク管理の本を読んでも、”細分化しよう”と書かれています。

「プレゼン資料を作る」と書くのではなく、「プレゼン内容について考える」「パワーポイントの構成を考える」などとしたほうが取り組みやすくなるからです。

しかし、初めて取りかかるような仕事ではこれをするのは難しい場合があります。
そもそもどんな作業が出てくるかすらわからないためです。
ここで行き詰まり、タスクを考える前に作業へ取りかかってしまいます。


3. 作業したほうが早いと思う

これは全てに当てはまるのですが、「予定立てるよりも取りかかったほうが早い」と思ってしまうのです。

せいぜい10分や20分であっても、その時間が無駄に思ってしまいます。


4. 割り込みのリスクを考えてしまう

割り込みタスクが発生することで全ての計画が狂う可能性があります。

せっかく予定を立ててタスクの順番を考えたにも関わらず、それが無駄になってしまうのは残念過ぎます。

そんなリスクを考えると、わざわざめんどくさいことをしてまで予定立てなくともいいかなと思います。


5. やりたくないタスクを考えたくない

タスクシュートの場合、記入したタスクは基本的に全て完了させます。

普通のTo Do リストは、オープンリストなため思いついたタスクは随時書き込まれて、結局できなかったものが多く残ります。

その場合、気軽にタスクを書くことができるのですが、タスクシュートの場合は”絶対にしなくてはならない”といった強制力がはたらきます。

タスクを記入することがコミットメントになります。

そうなると、どうしてもやりたくないタスクを書くのが嫌になってしまいます。

その結果、”タスクシュートが嫌”となるのです。




まとめ


僕自身としては、毎日タスクシュート式で仕事ができるようにしたいです。

タスクシュートが継続できている人たちを尊敬していますし、そうなりたいなとも思います。

だからこそ敢えて、なぜ自分がやりたくないのかを書いてみました。

継続できているかたには、ぜひこの反論を書いていただければ嬉しいです。

2012年2月28日火曜日

疲れたらとりあえず風呂に入る



今日は、簡単なライフハック。


“疲れたら、お風呂に入る”

ただ、それだけです。


認知リソースというエネルギー資源が人にはあります。
その資源は、活動することで減っていくため夕方や夜にはかなり少なくなっています。

そのため、夜には出来るだけ頭の使わないような作業をすることが大切です。

・資料の整理
・読書
・簡単なメールの返信

などをするのが良いです。



ただ、夜には疲れていてなかなか集中できないことも多々あります。
そんなときは、僕はすぐお風呂に入ります。

どれだけ疲れていても風呂あがりはサッパリしており、
仕事のやる気もかなり回復しています。


しんどくなったら、ぜひお風呂に入ってください。
あとは、銭湯に行くのもオススメです。

行動するためにマイクレドを持とう!







これをすることで人生を大きく変えることができる。
それくらい効果的だと僕は思っています。
実際、マイクレドを持つことで持つ前に比べて仕事が楽しくなり、アイデアもたくさん出るようになりました。


クレドと言えばリッツカールトンが有名ですが、それの個人版です。

信念や信条、大切にしたいこと。
行動の指針になるようなものです。

『行動力力』を参考にして、僕は3つ作っています。


・ワクワクするほうを選ぶ

・昨日とは違った自分になる

・人生を楽しむ



別になんでも構いません。
自分が大切にしたいことをマイクレドにすればいいのです。

ちなみに、僕は大橋禅太郎さんのように毎日ワクワク生きたいと思ったことが1つ目のクレドになっています。
2つ目は、『仕事は、楽しいかね?』に書かれていることを忘れたくないとの考えから選びました。

3つ目は、人生の辛いことやしんどいことも前向きに捉えられるように掲げました。


マイクレドは、賞味期限がある



1年以上前に作ったマイクレドを先月まで使っていました。
しかし、実際には全く機能していませんでした。
自分の状況や仕事によってマイクレドは変わります。
そのときどきによって、マイクレドはアップデートしていく必要があります。
さもなければ、形骸化してしまいます。
会社の社訓がただ飾られているのと同じようになります。



マイクレドを効果的にするために



リッツカールトンでは、ミーティングでクレドに沿ってどういうことをしたかを話すそうです。

大切なのは、ただ飾るだけではなくて、それに沿って行動をすること。
マイクレドが行動の指針になってはじめて価値になります。


マイクレドを活用するための仕組み


僕は、迷ったときや判断が必要なときにマイクレドが思い出せる仕組みを用意しています。

iPhoneアプリの”HabiTimer”で定期的にマイクレドが表示されるようにしています。

このとき、コツとしては文言を質問文にすることです。

『ワクワクするほうを選んでる?』

こう表示されると、少し考えようとします。

肯定文だとしばらくたつと飽きてしまい、見ても効果がありません。


あとは、メールの署名に入れたり名刺にマイクレドを書くことも効果的です
友達とかだと、たまに『ワクワクするほう選んでるの?』と言ってもらえたりします。



まとめ



”マイ・クレドは危険だ。
なぜなら、それを持つと、もはや動かざるを得なくなるから。”(『行動力力』)


ワクワクするほうを選ぶようになってから、新しい企画がいっぱい浮かぶようになりました。
今までは、目の前のことに集中しないといけないと思ってしまい企画を考えることができませんでした。

でも、今はいろんなアイデアが出てきてやることがすごく増えてしまいました。

自分で自分の首をしめているような気もしなくもないですが、なによりも楽しいので良いかなと思っています。

作ってみてしっくりいかなかったら変更したら良いだけなので、ぜひ一度作ってみてください。





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2012年2月26日日曜日

Twitterを使って考えを整理する方法




僕は、少し時間があるとき(たとえば、電車の移動やレジで並んでいる時間)にTwitterを使って考えをまとめることをよくします。

題材は、自分が抱えている問題や懸念、考えたいアイデアなどです。




自分で自分に質問をする




「脳は疲れない」って池谷さんは言うてるけど、夜になると疲れるのはどうしてなのだろう?ストレスとかなのかな?
Feb 05 via Echofon Favorite Retweet Reply






たとえば、「どうやったらもっと時間を有効に使えるのだろうか?」と自分に質問を投げる形で書きます。


人は、問題を問題として捉えてしまうので、解決の方法を考えるのには質問をするのが非常に大切です。
質問によって、”問題” → ”解決すべき議題”へと変えることができます。
そうすると、自然に解決策は思いついてきます。


あとは、思いついたことをそのままツイートしていきます。

「朝起きるのが遅いのかな?いや、そんなことはないはず。でも、早い人はもっと早いな。ただ、5時に起きるのはしんどいし辛いな」

などと言ったように、本当に”つぶやき”を書いていきます。



この方法のメリットは、主に2点。

1つは、アウトプットをするので自然に考えがまとめられること

2つ目は、ツイートした内容にコメントなどがもらえ、アイデアなどの広がりが生まれること




まとめ


考えをまとめるときに、ぶつぶつと独り言をしてしまうことがあるかもしれません。
あれはきっと、話ながら考えをまとめる作業だと思います。
それをTwitterでやることで、記録にも残りますし、多くの人が見ることで発展性もあります。

「こんなつまらないこと書いていいのかな?」と思うかもしれませんが、Twitterとは所詮”つぶやき”なので、どんどん書いていけば良いと思います。

僕は、これを使って何度も新しいひらめきを得たり、考えをまとめることができました。
簡単にできる方法なので、ぜひ1度使ってみてください。





参考:『クラウドHACKS!』(ツイッターで「分からないこと」について即興創作する)




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