2011年8月9日火曜日

【連載 3】睡眠なんてどうでもいいと思っていた








飲食店で働いてた頃、ひどいときは
毎日、睡眠時間は3時間ほどでした。

会社が悪いとかではなく、単純に自分の問題。
今考えてみると、寝ようと思えばもっと寝られたはず。

仕事を早く終わらせておけば、ここまで少ない睡眠時間になってしまうこともなかったのです。


大きな原因は、”睡眠をなめていた”ことにつきます。





睡眠時間を削って働く姿に憧れていた


いつも、バリバリ仕事が出来る人に憧れていました。


当時の僕は、ろくに仕事も出来ないのにそんなすごい人たちに憧れ過ぎて、理想と現実のギャップに苦しんでいて、結局なにも出来ない。

そんな状態でした。


どこでどう勘違いしたのか、「寝ずに仕事をするのがカッコいい」
そんな風に思っていたふしがありました。


”頑張っている感”を出したかったのです。


今にして思えば、周りの人から認められたい。
すごいと思ってもらいたいという自己顕示欲が間違った方向にいっていたのだと思います。


だから、寝る間も惜しんで働いているフリをしていたのです。
(当時の自分は、必死だったので、そんなつもりはなかったですが。。)


最近、知ったことですが、忙しい人も、きちんと睡眠時間を取っているみたいです。


堀江さんも8時間ほど寝るみたい(「睡眠時間の重要性」)だし、本田直之さんも徹夜は絶対しないと著書に書いていました。





低い優先順位


睡眠の重要性を認識していなかったので、仕事が増えてくれば

「睡眠時間を削ればいいや」

と思っていました。


その結果、集中力や判断力が鈍り、余計に仕事が増える。
すると、ますます睡眠時間を削る。
そんな悪循環に陥っていました。


寝ていないとイライラするし、やる気も起きにくいです。
きっと認知リソースの関係で、難しい仕事が出来るほどのエネルギーを充電出来ていないからだと思います。



受験勉強をしていたときは、眠くなったらすぐ寝ていました。
その分、早起きして勉強してしました。

いつの頃からか”眠気は我慢するもの”という意識に変わってしまってました。

レッドブルや、エスプレッソを飲んだり、ご飯をいっぱい食べて、眠たい気持ちをごまかしていました。



【睡眠時間=無駄】


そんな図式がずっとありました。

「寝ている時間がモッタイナイ」と思っていました。




眠たくなった寝るに限る






最近は、とにかく眠たくなったら眠るようにしています。
眠たいと、本を読んでいても頭に入らないし、企画も全く思いつきません。
15分でも仮眠を取ると、すっきりして集中できます。

睡眠は、充電のようなもの。
カラの状況で走ろうとしても、全く前へ進むことがありません。


木こりが、歯を研ぐ時間がもったいないといって、刃こぼれを気にせずに気を切り続けるという話があります。
歯を研いだほうが早く切れるのに。

僕も同じ状態でした。

睡眠の重要性をみくびっていました。

今は、どんなことがあっても睡眠時間は確保するようにしています。
先に天引きしておいて、そこからタスクをこなしています。

睡眠時間を取るようになってから、イライラすることも少なく、集中力も増し、仕事の量も増えました。


”急がば回れ”

焦っていろいろやろうとすると失敗する。

そんな典型的な失敗のパターンでした。